京扇子|金彩扇子作家米原康人 京もの認定工芸士である金彩扇子作家「米原康人」が、印刷では表現が難しい扇子本来の美しさ、格好良さを追求したオリジナル扇子を制作・販売しています。箔、紙、骨、扇面加工、折り、付け、全て伝統工芸技術で仕上げた上質なハンドメイド。普段から愛用されている方、馴染みのない方もお使い頂けるよう豊富なラインナップをご用意しています。

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扇子に使う野毛

扇子に使う野毛

様々な型に切って使う箔 扇子に使われる箔は様々な型があります。 単純に金の下地として使われる無地押しやモミ型の柄を転写させくしゃくしゃの紙のような模様をつける揉み押しなど箔をそのまま紙に押していくだけで無く、小石、野毛、砂子のように、箔を変形させて使うやり方もあります。   今回は糸状に細く切って...

扇子に使われる小石

扇子に使われる小石

扇子の箔の使い方 扇子に使われる箔は様々な型があります。 単純に金の下地として使われる無地押しやモミ型の柄を転写させくしゃくしゃの紙のような模様をつける揉み押しなど箔をそのまま紙に押していくだけで無く、小石、野毛、砂子のように、箔を変形させて使うやり方もあります。   今日は、この先いつになるかわかり...

扇子を作るための準備

扇子を作るための準備

コロナウィルスの影響で得意先である宮脇賣扇庵さんは水、土、日曜日を休業、大西京扇堂さんは、6日まで休業という選択をされました。   開けているお店も、街中の人通りが疎らな中、厳しい営業となっています。   芸能の会や集まりも自粛になり、注文もありませんが、今出来ることをしていかないといけませ...

図案の構成

図案の構成

扇子の周年記念品 京都コンサートホールの25周年を記念したグッズの制作にあたり、図案を思案しています。   決められた予算の中でできる限りの事が出来るよう考えていたのですが、打ち合わせで建築やコンサートに対する気配りなどを見せて貰うと、なんとか相応しいものを、納得いく物を作る事が第一の課題だなと思うよう...

京都のブランド扇子「箔動」シリーズのハイライン「燻」

京都のブランド扇子「箔動」シリーズのハイライン「燻」

山武扇舗と送る京扇子の高級ライン   京都の扇子ならではの表現を現代でも持ち歩きたいと思える形で発信するというコンセプトから山武扇舗さんと制作している商品です。   京扇子の成り立ちや産地独特の生産方法という個性を感じながら現代の生活にも寄り添った型の商品となっています。   ...

数奇

数奇

扇子のプレゼント。   Instagramで繋がった若手の舞踊家さんから夏扇子をご購入頂きました。   コロナ騒動で本業ができない中、知り合いの社長の仕事を手伝いに行っているようなのですが、その社長への誕生日プレゼントだったようです。   そして彼がプレゼントを渡した相手が...

山武扇舗とのお扇子

山武扇舗とのお扇子

シリーズでやっているメンズライン 今年は例年と様相が違い自粛ムードで経済的にも停滞していますが、近年、毎年させていただいているシリーズの制作です。   毎年、扇子の需要が上がってくる、ゴールデンウィークごろに照準を合わせ新たなパターンを作っていきます。   最初は、7寸5分の35間とい...

山武扇舗とのお仕事

山武扇舗とのお仕事

昨年好評だった夏扇子、砂子のシリーズ 今年は例年と様相が違い自粛ムードで経済的にも停滞していますが、近年、毎年させていただいているシリーズの制作に入りました。   扇子の需要は毎年一度一気に気温が上がり暑さを感じるゴールデンウィークごろに出てきます。   なので、ここを目指して毎年新し...

箔彩 加飾作業

箔彩 加飾作業

扇子に彩りをつけていく 5月の発売を目処に作業に入った扇子の加飾作業が終わり、造形の部分となる折の作業に渡りました。   この箔彩の難しい所は箔と紙を接着している膠の具合と独特の形状をした紙の扱いです。   膠は温度に敏感で、夏場など気温が高い時期に扱うと締まりが悪く良い発色が得れませ...

周年記念扇子

周年記念扇子

京都コンサートホール25周年記念   25周年を迎える京都コンサートホールの記念グッズのお話を頂き打ち合わせをさせて頂きました。   京都産業技術研究所を通じお話を頂き、初めて足を運ばせていただく運びになりました。     予算や納期の話をした後、コンサート...

何が違うの? 京扇子が持つ魅力とは

何が違うの? 京扇子が持つ魅力とは

京都の扇子、高価な理由と本当の魅力とは   今年は少し良い扇子を持ってみよう、又は贈ってみようと思った時、日本の産地としてまず出てくる京都。     京都で作られる扇子はなにが違うのか。   値段相応の価値があるのか。   そんな疑問に参考になる京...

茶席扇子

茶席扇子

茶道の作法に欠かせない道具 茶席扇子は、お茶席に欠かすことのできない道具です。 理由は、その作法に組み込まれているからです。   最初に茶室に入る時や、そのあとに正客に挨拶するとき、 また道具を拝見するときなどには、ひざの前に扇子を置いて挨拶や拝見をします。   なぜいちいちそんなこと...