伝統工芸京扇子|金彩扇子作家米原康人 京もの認定工芸士である金彩扇子作家「米原康人」が、印刷では表現が難しい扇子本来の美しさ、格好良さを追求したオリジナル扇子を制作・販売しています。箔、紙、骨、扇面加工、折り、付け、全て伝統工芸技術で仕上げた上質なハンドメイド。普段から愛用されている方、馴染みのない方もお使い頂けるよう豊富なラインナップをご用意しています。

扇子に使う野毛

様々な型に切って使う箔

扇子に使われる箔は様々な型があります。

単純に金の下地として使われる無地押しやモミ型の柄を転写させくしゃくしゃの紙のような模様をつける揉み押しなど箔をそのまま紙に押していくだけで無く、小石、野毛、砂子のように、箔を変形させて使うやり方もあります。

 

今回は糸状に細く切って使う野毛という種類を切っていきます。

 

野毛は、そこに散らしてあるだけで非常に風情ある感じになるので、文字や、絵の入る下地となんかに使われることが多いです。

 

この作業で難しいのは、竹刀の手入れです。

鹿皮を張った小石版の上に箔を乗せ、竹を割って刃を切り出した竹刀を使って切っていくのですが、この竹刀が上手く刃が削りだせていなかったり、ガタガタになってしまうとデリケートな箔は上手く切れません。

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上手く刃が削り出せていると細い糸状の物が切り上がります。

 

今回は、着色の本金色の箔と中金箔を切り出しました。

 

それぞれ扱いやすいところ、やりづらい所があり、一長一短ですが、硬さや変色に強いか弱いかなど特徴を活かした使い方をするので、2種類切ります。

コロナ騒動が収束し、またこれらを使う仕事が増えてくれると良いなと願いながら切りました。

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