別注扇子3
均等に箔をはきつけさらに柄を入れる作業をしていきます。
この扇子を作るにあたってお客様には一つ了解を得ておかなければならないことがありました。
それは、この技法ははっきりした柄をだすことは難しく、ぼやけたりかすませることに特化した技法なのではっきりとモミガラをいれることは難しいかもしれません。 この柄が綺麗に入るかどうかはやってみないと分かりません。ということです。
それを納得していただいたので、今回の別注のお話になりました。
そして柄を入れる段階にきたのでそれを試す時がきました。
一応柄が出てきたのは出てきたのですが、やはりぼやっとして特徴を殺してしまっている感じがするのでやりなおして違う柄にしてみようかと思います。
お客様は紫と銀という色に拘っておられたので、それを最大限に活かすようなシンプルな図案を作り、お気に召さなかった場合は返品していただく形にしようと思います。
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