別注扇子 納品
紫の色箔と銀砂子で上品に仕上げる大人の扇子
名古屋三越ジャパネスクギャラリーでご注文頂いたオーダー扇子が仕上がりました。
紙よりも竹の部分が多く、骨の数も多い元々は絹扇子の形の扇です。
布文化の中国からシルクロード、ヨーロッパで発達した形で、洋装に違和感なく合わせられること、骨の数が多いため滑らかな風が来ることでよくチョイスされている形です。
ここに紙文化の日本の技術を合わせた和洋折衷な感じが異国の文化を取り入れて自分たちの風土に合うよう編集してきた日本らしさを感じ取れます。
扇面の柄としては、色と風合いの指定がありましたので、紫の色箔と銀砂子を使って上品で高貴な仕上がりを目指しました。
和の要素が強めの柄となりましたが、京都の扇子らしく舞やお茶などと通づる精神を表現できたのではないかと思います。
金彩扇子作家 米原康人 拝
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