図案の構成
扇子の周年記念品
京都コンサートホールの25周年を記念したグッズの制作にあたり、図案を思案しています。
決められた予算の中でできる限りの事が出来るよう考えていたのですが、打ち合わせで建築やコンサートに対する気配りなどを見せて貰うと、なんとか相応しいものを、納得いく物を作る事が第一の課題だなと思うようになりました。
建物を案内してもらいまず思ったのは、音を楽しんでもらうために出来るアプローチがそこかしこに配されていること。
そして、現代的な作りの中に素材や技術で日本のアイデンティティのような物が散りばめられていることが感じられました。
そこで、今回普遍的な中に伝統も感じられながら音楽的な要素を絡めた図案を作りたく、コンサートホールが誇るパイプオルガンと天井の装飾をヒントに幾何学的で素材感を活かしたモチーフを考えています。
草案の段階から箔の素材感を組み合わせることはある程度頭の中で出来るのですが、少し複雑になってくるとやってみないとどのように仕上がるか把握しきれないので段階的に箔を使いながら修正していきます。
中々納得いくところまでは遠そうですが、もう少し試行錯誤してみようと思います。
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