京扇子|金彩扇子作家米原康人 京もの認定工芸士である金彩扇子作家「米原康人」が、印刷では表現が難しい扇子本来の美しさ、格好良さを追求したオリジナル扇子を制作・販売しています。箔、紙、骨、扇面加工、折り、付け、全て伝統工芸技術で仕上げた上質なハンドメイド。普段から愛用されている方、馴染みのない方もお使い頂けるよう豊富なラインナップをご用意しています。

山武扇舗とのお扇子

シリーズでやっているメンズライン

今年は例年と様相が違い自粛ムードで経済的にも停滞していますが、近年、毎年させていただいているシリーズの制作です。

 

毎年、扇子の需要が上がってくる、ゴールデンウィークごろに照準を合わせ新たなパターンを作っていきます。

 

最初は、7寸5分の35間というサイズだけでさせて頂いていたのですが、昨年度より、コンセプトがしっかりしてきて45間短地でも展開する事になりました。

 

 

女性用と同様に扇面柄は、砂子が作り出す抽象的でエモーショナルな情景が伝統的でありながら現代の感覚にも通じるものがあるのではと思っています。

 

箔動 平地

昨年は、色引きで黒と紺の色を引いた後、この柄を入れましたが、今年は染紙という染料を使って色付けした紙を使用してより和紙感が強い物になっています。

カラシ色と利休ねずの二色展開なので、両面彩度が低い暖色の中金箔を散らす事でどこか儚げなお茶の世界にも通じるような仕上がりになっています。

箔動 仕立て前

紙の色合いは、元々山武扇舗で使われることのある色で、山武扇舗の持つ雰囲気とのコラボが上手く出来たのではないかと思います。

 

ここから仕立ての作業に入っていき、私の手を離れるのですが仕上がりがとても楽しみな商品となりました。

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