扇面画 箔絵望月
箔だけで描く扇面画 箔絵 望月
宮脇売扇庵から楽趣会へ出展する扇面画の依頼を受け、作らせて頂きました。
ぼやっとした月明かりが照らし出す風景。
光の表現にちょうど良いと思い、全面を箔の砂子だけで仕上げてみました。
望というテーマがあったので、打ち合わせの中で望月という言葉があがり、そのイメージと合う風景を描いています。
険しい山道の開けたところから望む遠くの満月。
物事の成就への願いを比喩して俳句などで使われる風景を描いています。
膠、銀箔、焼箔、着色箔、礬水
楽趣会が終わった現在は宮脇売扇庵本店で展示販売されています。
是非足を運んで見ていただければと思います。
金彩扇子作家 米原康人 拝
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