京扇子|金彩扇子作家米原康人 京もの認定工芸士である金彩扇子作家「米原康人」が、印刷では表現が難しい扇子本来の美しさ、格好良さを追求したオリジナル扇子を制作・販売しています。箔、紙、骨、扇面加工、折り、付け、全て伝統工芸技術で仕上げた上質なハンドメイド。普段から愛用されている方、馴染みのない方もお使い頂けるよう豊富なラインナップをご用意しています。

名古屋栄三越ジャパネスクコート 伝統を発展させる新しい工芸の世界

伝統工芸と新素材を組み合わせた展示会

 

2022/01/12〜2022/01/18の会期で名古屋栄三越8Fジャパネスクコートにて展示、販売をさせて頂きます。

 

 

今回は箔とレジンをテーマにそれぞれの商品と今回に向けてそれを組み合わせて作った作品をお披露目しております。

 

 

今回の箔の部分は私の箔を使った扇子と仏具箔押しの京金箔常若さんの金箔押しを施した立体物で近い技術、材料ながらそれぞれ独特の世界観を持った工芸の世界を感じて頂けます。

レジン

 

ご一緒させて頂く新素材のレジンは京丹後の芳賀製作所さんの新事業で木材と組み合わせ、家具、インテリア、ホームファッション分野の商品を作っておられます。

 

 

芳賀製作所のレジン事業は簡単に言うと樹脂加工で規格外や寸法足らずなどの木材に対して自然の形を残したまま樹脂で補完することが可能で、その人に合わせた商品作りを体現しておられます。

 

レジンの素材の特徴としては、一般的なアクリルではなくエポキシ樹脂を使用し、強い熱を使う事なく硬化するのでその中に入れる物の自由度が高く今まで入れ込まなかった素材との組み合わせが可能となっています。

 

従来は紫外線による経年変化で黄変していく弱点を持っていましたがその辺りも改善が重ねられ、長く使う家具などへの使用に適した素材となってきています。

 

箔とレジン

 

今回はそんな二つの素材、新しい物と古くから愛される物。

そんな性質の違う組み合わせで新しい物を作っていこうという企画です。

 

箔とレジンの相性は、従来から箔を何かに定着させる時にエポキシ樹脂を使う事があるくらい馴染みのある物で相性は良く、またレジン製品で箔を使っている物も現段階ではあまり無いため将来性を見ても面白い組み合わせになっていると思います。

 

 

 

扇子の展示、販売の方もかなり洗練されたラインナップになっていますので是非ご覧ください。

 

コメントは受け付けていません。