京扇子|金彩扇子作家米原康人 京もの認定工芸士である金彩扇子作家「米原康人」が、印刷では表現が難しい扇子本来の美しさ、格好良さを追求したオリジナル扇子を制作・販売しています。箔、紙、骨、扇面加工、折り、付け、全て伝統工芸技術で仕上げた上質なハンドメイド。普段から愛用されている方、馴染みのない方もお使い頂けるよう豊富なラインナップをご用意しています。

古来より金色に込められた思い。

魔除として扱われた金

今年も後半戦が始まりました。

今年は新型コロナウイルスの流行により、経済がストップ、人の活動も制限がかかり、ストレスが溜まる上半期となりました。

 

ワクチンや、具体的な治療が開発されるまでまだ時間がかかりそうな中かなりの確率で第二波が来るであろうという予測が立っています。

 

 

そんな時ではありますが、過去にも日本では流行病などこのような状況に陥ることは沢山有りました。

現代ほど医術が発達しているわけでは無く人体に対しての研究も進んでいなかった時代、我々は神に祈るしか有りませんでした。

 

そんな祈りに対応していたのが金の表現。

様々な道具や、仏、神に関する物が金で装飾されています。

 

これはこの神々しい光がこの世ならざる物という意味合いを持っていて、今でも仏具や神具など神、仏に関する物やその流れを組む芸事などは然るべきところに金が施されています。

 

もっと身近な感覚で言うと、金は灯りが少ない時代、輝きを放ち闇を払う視覚的機能もあったので、その闇に負けず光り輝く様から魔除になるという使い方もされています。

 

コロナウイルスへの抗菌にはなりませんが金色を魔除として入り口に置いておくのも東洋的で渋いかも知れませんね。

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