京扇子|金彩扇子作家米原康人 京都で京扇子の箔押しを受け継ぐ米原箔押加工所の扇子ブランド。伝統工芸士・米原康人が、銀の変化を生かす「燻」と、箔の配置と余白に情緒を託す「箔図」を通して、日本の美意識を今の暮らしへ届けます。

舞扇子の下地の加工

銀箔を使った舞扇子の下地

舞扇子に使われるサイズの地紙に銀箔を使ってモミ柄を入れる仕事をしています。

 

モミ柄とは、紙をくしゃくしゃに揉んだあとを模した柄で、扇子の世界では真綿を引き延ばし蜘蛛の巣状に伸ばした型を作り、その上から箔押しをすることで、型の跡が転写されるという方法を使います。

この上から箔を押すと

このように柄が転写されます。

 

なぜこのようなやり方が採用されているかというと扇子の紙はのちの加工で間に扇骨を差し込むため皮紙、真紙、皮紙と三枚合わせにしたものが使われています。

 

綺麗に仕立てるためにはしわくちゃにすることはできない、でもモミの柄を入れたいというジレンマの中で編み出された技法だと伝わっています。

 

モミ押しをすることで、無地で箔押しするだけでは得られない味のある下地を作ることができ、上から紋がはいったり、絵が入ったりしても独特の存在感を発揮します。

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