京扇子|金彩扇子作家米原康人 京もの認定工芸士である金彩扇子作家「米原康人」が、印刷では表現が難しい扇子本来の美しさ、格好良さを追求したオリジナル扇子を制作・販売しています。箔、紙、骨、扇面加工、折り、付け、全て伝統工芸技術で仕上げた上質なハンドメイド。普段から愛用されている方、馴染みのない方もお使い頂けるよう豊富なラインナップをご用意しています。

古来の祈りのスタイル。

伝統工芸が表現してきた祈り

今年は、全国各地で行われているお祭りがことごとく中止になりました。

 

 

これはもちろん新型コロナウイルスの影響で沢山の人が集まるイベントごとは極力控えるという方針のもと地方自治体としては致し方ない判断だったのだと思います。

 

ただこのお祭りというのは、人が集まり騒ぎ盛り上がるだけのイベントではなく、起源としては、疫病や天災に対する畏敬や祈りの念から来ているものも多く、それらを疎かにするのはとても不安を覚えます。

 

お祭りは歴史の深いものが多く、その祈りや畏敬の念を表す道具を作ってきた伝統工芸に携わる者として疫病や天災に対する祈りを起源にしたお祭りを疎かにするのは本末転倒にならないのかと心配です。

 

西洋的な医学や物理的な理論を重んじるのは説得力もあるし正しいことをだと思いますが、東洋的な心の持ち様や願掛けの様なものもこの社会に全く影響のないものとは思えません。

 

今起きている災害や疫病がこれ以上大きな人類の被害にならないよう、我々は個々で祈る事も大事なのかも知れません。

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