オンライン購入に必須!扇子選びのポイントを解説
扇子を実店舗で買い求める場合、実際触わることで、 手馴染み開閉や風の具合などを確認できたり、 専門店の場合は説明やレクチャーも受けながら選ぶ事ができ、 違和感なく使用し始める事ができます。
しかしオンラインの買い物の場合、現物を見て、 触って確認する事が出来ないので良い物に出会うためには実店舗で の買い物よりも扇子に対するある程度の知識や経験が必要になって きます。
この記事では、ネット上で扇子を探すシーンで、 ぱっと感覚的に判断できる写真での好き嫌い以外のディテールに関 する基本情報の読み方について触れて行きたいと思います。
扇子に詳しい方には不要な知識かも知れませんが、 あまり扇子に触れる機会がない方が一度買ってみようと考えておら れる場合、 この内容を参考にオンラインで扇子をお買い求め頂くとポチった後 、 商品到着後イメージとのギャップであれっと思う確率がグッと下が るのではないかと思います。
素材による扇子の種類と特徴
夏場に涼をとる夏扇子には大別すると2つの種類に分けることがで
紙扇子の特徴
日本の伝統的な和紙が張り合わされた扇子。
歴史も長く美術的背景も持ち合わせているので上絵が乗る事が多い
普段使いで使いやすい無地物や総柄は日本的な色使いから印刷によ
機能的には、繊維が細かく穴がないため空気を捉える事ができしっかりとした風量が期待できる。
絹扇子の特徴
扇子が日本から交易により中国、ヨーロッパに渡った際、
機能的には、繊維の目が空気を通すため弱めの柔らかな風量が期待出来る。
それぞれの耐久性
扇子の素材は、外観だけでなく耐久性にも影響します。
紙扇子の耐性
薄い数枚の和紙を貼り合わせて作ってある物がほとんどで繊細なイ
弱点としては水分に弱く、
絹扇子の耐性
衝撃への柔軟性があり紙扇子のように特に天敵がある訳でもないし
しかし扇子は折り畳む性質上、
特に負荷のかかる親骨との接地点は長く使うとよく破れてくる所で
扇子の選び方のポイント
扇子を選ぶ際に重要なポイントはいくつかありますが、
サイズの読み方
一般的に普段使いする扇子のサイズは6.5寸〜
昔から女性向けは6.5寸、男性向けは7.
因みに一寸が約3cmくらいなので7.
数字にすると僅かな差ですが、
デザイン
写真で一目瞭然な扇面の柄はお好みで選んで頂ければ問題無いと思
ここでは気に入った柄の扇子が見つかった後、
扇子には骨の数を表す間という表記があります。
扇子は、骨の数でフォルムと形態に少し違いが出ます。
具体的には骨数が少ないと閉めた時のフォルムがスリムになります
骨数が多いと開いた時の開き角度が大きくなり、
ここも意外と風の柔らかさやフォルムに差が出てくるので好みが分
因みに和装や芸事関係などで閉めた状態でも目に触れる事が多い場
スタンダードと短地
スタンダードな形は、一般的に馴染みのある扇面の大きい部分の物で面が大きいのでしっかりとした風量が確保できます。
短地は扇面よりも竹の骨部分の面積が多い絹扇由来のデザインです。
スタンダードよりも面が少なく竹の隙間があるので柔らかい風が期待できます。
オンラインで扇子を購入する際の注意点
店舗に買いに行くより圧倒的に沢山の種類の商品を比較できるので
製造元が見える
そこでオススメできるのは製造も行っている専門店のショップを選
専門店ではほとんどのお店で自社で制作もしているため、
長く付き合っていくと愛着と多少の痛みが出てくるものです。
扇子は製造工程が、産地やお店などで多少の違いがあったりしますのでその商品の製造元以外では対応出来ない場合も出てきます。輸入商品の場合は、不具合が起こった時点で諦めて次の商品に移る覚悟をしておくのが無難だと思います。
なので、気に入ったデザインの物が専門店の取り扱いではなかった場合は、制作元が分かる様な情報が入っていると安心かも知れません。