西陣織、京扇子の老舗が集う展示会 京都染色美術展
最高峰の技術を用いて作られた着物、扇子の展示会
3月1日〜6日の会期で今年、71回目を向かえる京都染色美術展が京都市京セラ美術館で開催されます。
この展示会は年に一度、京都染色美術協会が主催される、京都の伝統的工芸品に指定されている「京友禅」「京鹿の子絞」「京繍」の技術を用いて職人が作り上げる「ほんまもん」のきものをご高覧いただける展示会となっています。
今年は特別展示として京扇子も参加させて頂いています。
私も京都の名だたる老舗と共にスペースを頂き展示させて頂いております。
名だたる扇子、うちわの老舗
搬入時の展示内容を少し紹介します。
また足を運んで頂き実物を見て頂ければ幸いです。
西野工房
京都の扇子の扇面加工の大部分を担う会社です。
半げしょうという直営ファクトリーショップも運営されており、投扇興の普及にも力を入れておられます。
京うちわ 塩見団扇
京都で1944年以来京うちわを作り続けておられます。
伝統の技術を守りながら時代の新しいものを求め新たなうちわを開発されています。
十松屋福井
能扇を扱う老舗で格式の高い扇を沢山作っておられます。
こだわりが強い家元や師範などの要望に応えて来た扇子作りの品質は最高級です。普段あまり目にする事のできない能中啓は扇で能の世界観を学べる質の高い展示になっています。
宮脇賣扇庵
言わずと知れた京扇子の老舗です。
店舗の2階にある扇絵天井は重要文化財。一般ユーザーだけてはなく、芸事関係からの信頼も厚く常に京扇子の歴史の中心を歩んで来たお店です。
新事業バナナtoイエローでは現代の生活に扇子を取り入れる総合ファッションの分野にも進出し扇子文化を次の世代に繋げる取り組みもされています。
大西京扇堂
三条大橋のふもと、京都のど真ん中にお店を構える老舗です。
お寺との関係が深く、場所柄観光のお土産選びにもよく使われるお店です。
アーティストとのコラボなど新しい扇子作りも積極的に行われています。
白竹堂
百貨店やネット販売など京扇子の中で最も目に留まることの多い老舗です。
日々新たなデザインを更新され日常に使いやすい夏扇子からギフト用の高級扇子まで現代にフィットした扇子を提供されています。
阿以波
うちわ業界の長老として、禁裏御用を中心として製作に励み、明治以後は新しい発想で様々なうちわを世に送り業界を牽引してきた老舗です。
すかしぼりのうちわなど工芸アートとして唯一無二の存在となっています。
米原康人
そしてせんえつながら私もブースを構えるさせて頂いております。
それぞれお店の特徴が出ていて扇子好きにはとても楽しい展示となっております。
是非ご覧下さい。