京扇子|金彩扇子作家米原康人 京もの認定工芸士である金彩扇子作家「米原康人」が、印刷では表現が難しい扇子本来の美しさ、格好良さを追求したオリジナル扇子を制作・販売しています。箔、紙、骨、扇面加工、折り、付け、全て伝統工芸技術で仕上げた上質なハンドメイド。普段から愛用されている方、馴染みのない方もお使い頂けるよう豊富なラインナップをご用意しています。

美也古扇 燻 pattern muji #2

通常価格

11000

(税込)
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説明

時間と手間が生む表現を選ぶ贅沢

 

燻シリーズは、銀の硫化現象を利用し、色をつけた焼箔を用いて扇面加工を施しています。

 

銀は空気中の硫黄分と化合する事で変色し、だんだん黒くなっていく性質を持っており、その経過の中で変化を止めて出した色合いの箔を使い作っています。

 

入力すればすぐにアウトプットできるテクノロジーや印刷技術が発達した現代。

 

沢山の物がインスタント感覚で生まれ、消えていく中で時間をかけて作られたアイデンティティや素材感、技術の希少性は高まっていると思います。

 

溢れるファストアイテムの中でアイデンティティ、時間の表現を選ぶ事は忙しい現代の生活で最も優雅な選択ではないでしょうか。

 

 

独特の重みのある質感、銀の有機的な部分が魅せるテクスチャー

 

銀を燻すことで出来る「燻銀」。

銀は空気中の硫黄分と化合する事で綺麗な銀色からまず茶色っぽくなり、赤、紫、青緑、最終的には黒くなります。

その性質を利用して着色された焼箔と手押し技法の箔押しで日本人の美徳、「侘び」を表現しています。

 

ただ紙にインクや顔料を着色するのでは無く、一枚一枚違う表現を見せる焼箔を押すことで、均一で無い部分に味が出て扇子を特別な一本に仕上げてくれます。

 

箔の素材感がダイレクトに伝わる様に単純に箔を並べて押す無地押しを施しました。

 

また、無機質な一面を持つ金属、銀の有機的な部分を表現に取り入れることと、扇骨を焼煤加工することにより骨と扇面の親和性も高くなっています。

 

 

 

宮脇賣扇庵による仕立て

 

京都を代表する老舗、宮脇賣扇庵による仕立てとなります。

扇骨、折り、附けとそれぞれ確かな腕を持つ職人が作業にあたり、厳しい検品を行う事で老舗らしい品質、サービスを提供しています。

取り扱い店舗

京都本店

604-8073

京都市中京区六角通富小路東入ル 大黒町80-3

TEL : 075 – 221 – 0181

東京支店

104-0061

東京都中央区銀座7-13-6 サガミビル1階

TEL03-5565-1528

オンラインでの販売はこのサイトから行っております。

 

概要

扇面 両面加工 和紙、焼箔、膠

   

扇骨 焼煤竹

 

サイズ 75分 高さ 22.5cm×最大幅約40cm

 

一本、一本ハンドメイドなので多少の個体差があります。

 

銀箔を燻して色を出した箔を使用しています。

銀は非常に敏感な性質を持っており、長く使っていると多少の色の変化などがあるかもしれませんが、その経年変化も楽しんでいただけると幸いです。

また箔を使用しているため光の当たり具合などで色味等が違う印象を与えるかもしれません。ご了承下さい。

 

ご不明なことがありましたら是非お問い合わせ下さい。

 

 

扇子を持つということ

 

扇子は芸や武家社会の中で礼儀作法に組み込まれ、特権階級の中では、刀と同じように常に日本人の心として身につけてられて来ました。

忙しい現代、個々の心の豊かさ見直されている中、一つの選択肢として、日本人が何を美しいと思い現代に至ったかというアイデンティティーを日常に取り込むのはいかがでしょうか。

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