process / 工程

ここでは扇子ができるまでの流れを簡単にご紹介します。
 
一本の扇子ができ上がるまでには、骨作りから仕上げまで約88の工程があります。
そのほとんどが手仕事で熟練を要するため、それぞれが分業になっていて、職人たちが腕をふるっています。
 
 
 
扇骨作り
 
  • 竹を切り扇骨用にこまかく割ります。
 
  • 親骨、仲骨それぞれ要を打つ穴を開け、形を整えます。
 
  • 竹の青みをとり、色を着けたり、合わせたりします。
 
  • 用途に合わせ骨の枚数を合わせ要を打ちます。
 
地紙作り
 
  • 芯紙といわれる極めて薄い和紙を中心にして両側に皮紙と呼ばれる和紙を貼り合わせます。
 
 
  • 地紙を何枚かにまとめ、扇子の大きさに合わせた扇形に裁断します。
 
扇面加工
 
  • 扇面の柄をデザインします。
 
  • 刷毛(はけ)で地紙に顔料を引き、色を着けます。
 
  • 糊、膠を引き金、銀箔をはったり砂子を振ったりします。
 
折り加工
 
  • 分厚い折りぐせのついた2枚の型紙で、適当な湿り気を与えた地紙をはさみ、手早く均一に折りたたみ、折り目をつけます。
 
  • 仲骨を差し込むための空間を、差し竹という細い竹を使いあけます。
 
  • 折ぐせのついた地紙を折りたたんだまま、万切包丁で天地共に揃えて切ります。
 
仕上げ
 
  • 仲骨を差し込む為の穴を広げます。
 
  • 仲骨を切りそろえ、糊を塗り、地紙の穴へ差し込んでいきます。糊が乾燥しないうちに、仲骨が真ん中にくるように位置を決めます。
 
  • 親骨を火であたため、上の部分がしっかりと閉じるように内側に曲げ、親骨の先端の余分な部分を刃で切り落とします。
 
  • 親骨に糊をつけて地紙と接着し、シメ(セメ)と呼ばれる帯で固定します。
 
 
ざっくり挙げるとこんな感じですがこの中にそれぞれ細かい工程が入り、出来上がるまでに多い場合、約10程の職場を経由して完成を迎えます。
 
私が作業しているのは扇面加工と仕上げの部分でそれ以外はそれぞれ専門の職人仲間に協力していただいて製作しています。

 

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